呼吸器外科学
呼吸器外科学分野では、①肺癌におけるPD-L1(programmed cell death ligand-1)発現と予後や治療効果に関する臨床研究を、内科学第一講座(呼吸器腫瘍内科)、臨床病理学講座と共同で行っています。また、②肺癌前転移ニッチ関連バイオマーカーの特定を目指した網羅的研究、③ウィルス関与に着目した胸腺上皮性腫瘍発症メカニズムに関する探索的研究を、本学所有のnCounter (Nanostring 社, WA, USA)を活用して行っています。また、関西医科大学コンソーシアム(=臨床系および基礎系講座による共同研究マッチングの取り組み)により、外科学講座、脳神経外科学講座、生理学第一講座、解剖学第二講座と共同で④イオン輸送体を分子標的としたがん幹細胞の新規治療法の開発に関する研究を通じ、がんの転移メカニズムの解明に挑んでいます。その他、多施設共同研究にも積極的に参加し、全国データベースの活用による新たな研究課題の開拓を予定しています。
現在の研究テーマ
研究業績