MENU

学部・大学院

研究情報を更新しました

福元准教授の論文がTop Cited Article 2022-2023に認定されました

2022年~2023年の2年間で被引用回数の多い論文(当該雑誌のTop10)に対して認定されるものです


Influence of ultrasound focus depth on the association between echo intensity and intramuscular adipose tissue

(超音波画像におけるフォーカス位置が筋輝度と筋内脂肪割合との関係に及ぼす影響)

 

Muscle & Nerve

Fukumoto Y, Taniguchi M, Hirono T, Yagi M, Yamagata M, Nakai R, Asai T, Yamada Y, Kimura M, Ichihashi N

研究の概要​:
概要:超音波画像の筋輝度は、筋内脂肪の増加といった筋の質的変化を表す簡便な指標として多く用いられています。しかし、筋輝度を用いるにあたって、フォーカスを画像上のどこに設定して撮像すればよいかは不明でした。135名を対象に、大腿直筋・中間広筋の超音波画像を、フォーカスを画像最上部および筋中央に設定した条件で撮像し、それぞれの筋輝度を計測しました。またMRI画像から各筋の筋内脂肪割合を測定しました。結果、フォーカスは画像最上部よりも筋中央に設定したほうが、筋輝度が高く、また筋輝度と筋内脂肪割合との相関が強くなりました。このことから、フォーカスは筋中央に設定する方が超音波の減衰が軽減し、筋輝度の筋内脂肪量としての精度が高くなることが明らかになりました。またフォーカスを筋中央に設定しても、中間広筋は大腿直筋と比べ筋輝度が低く、筋輝度と筋内脂肪割合との相関も弱かったことから、フォーカスだけでは組織の深さによる超音波減衰を完全には除外できないことが示唆されました。

ページの先頭へ