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研究情報を更新しました
福元准教授の共著論文が国際学術誌「Knee Surgery, Sports Traumatology, Arthroscopy」に受理されました
Ultrasonographic echo intensity in the medial femoral cartilage is enhanced prior to cartilage thinning in women with early mild knee osteoarthritis
早期変形性膝関節症女性における内側大腿軟骨エコー輝度の上昇は軟骨厚減少に先行して生じる
Knee Surgery, Sports Traumatology, Arthroscopy
Okada S, Taniguchi M, Yagi M, Motomura Y, Okada S, Fukumoto Y, Kobayashi M, Kanemitsu K, Ichihashi
研究の概要:
近年、早期の軟骨変性を捉える指標として超音波エコー輝度が注目されていますが、変形性膝関節症(膝OA)患者においては十分なコンセンサスが得られていませんでした。そこで、50歳以上の中高齢女性118名を対象とし、超音波画像診断装置を用いて大腿骨内側軟骨の厚さと輝度を計測し、膝OAの重症度毎に比較しました。その結果、膝OAの重症化によって輝度は高値を示し、その変化は軟骨の菲薄化(軟骨厚の減少)に先行して生じることが明らかになりました。本研究により、軟骨が高輝度であることが早期の軟骨変性の特徴として明確化されました。この知見は、臨床において簡便に評価可能な軟骨のスクリーニング指標を確立するための一助となる可能性があります。
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