精神神経科学
関西医科大学精神神経科学講座には以下の研究グループがあります。
・ニューロフィジオロジーグループ・臨床薬理・ゲノム薬理グループ
・ニューロイメージンググループ
・うつ病・気分障害グループ
・精神療法研究グループ
・ECT研究グループ
・tES研究グループ
・メタアナリシスグループ
精神科の診断をより適切にするためのマーカーの探索と、治療において、今日その中心的役割を担う薬物療法の精密医療(Precision Medicine)を目指し研究を行っています。Precision Medicineとは、遺伝背景をはじめとする、疾患・治療反応に関連するバイオマーカーやパスウェイ他、患者の詳細な臨床背景・疫学因子などに基づき、データサイエンスを駆使し、個人に適切な精密な医療を行うことを目指した概念です。その根幹となるのは、Pharmacogenetcs(PGt)やPharmacogenomics(PGx)といった薬物治療という介入に対する反応(効果・副作用)に関連のある遺伝背景となり、脳波やMRIなどとあわせて総合的に探求していきます。当研究室のデータだけでなく既に公開されているデータを利用し、メタ解析やBig data解析も行なっています。
これまでに、すでに多くの成果を世界に発信していますが、進化する解析技術を使用し、さらなる質と精度の向上を目指し、知識とデータを蓄積し続けています。
海外の共同研究施設としては、主としてベルン大学(スイス;定量脳波)、ボローニャ大学(イタリア;ゲノム薬理学)、ハーバード大学(アメリカ;ニューロイメージング)があり、他にも国内外を問わず希望する研究分野における専門性の高い大学への留学が可能です。
医師だけでなく心理士や作業療法士も大学院生、研究生として研究に取り組んでいます。このような研究に関わりたい方(医師、研究者、大学院生)随時募集しております。
詳細は教室作成のweb pageをご覧ください。
現在の研究テーマ
研究業績