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研究情報を更新しました

林助教の共著論文が国際学術誌「Current Psychology」に受理されました

Emotion-oriented Coping Styles Are Associated With Higher Stress Response and Lower Quality of Life in Patients With Schizophrenia(統合失調症患者における情動優先対処は高いストレス反応と低いQOLと関連する)


Current Psychology

Kurogi T, Yokoi K, Hayashi R, Tanaka H


研究の概要:
 統合失調症におけるストレスコーピングに関する研究では、ストレス反応や生活の質(QOL)との関連について一貫した結果が得られていません。 本研究では、入院中の統合失調症患者(SZ群)30名と健常対照者(HC群)30名を対象に、コーピングスタイル、ストレス反応、QOLの関連性を検討しました。
 その結果、SZ群では、課題優先対処が有意に低く、情動優先対処が高いことがわかりました。 また、SZ群とHC群では、情動優先対処と高いストレス反応との間に有意な相関がみられました。 SZ群では、情動優先対処とQOLの2つの下位尺度との間にも有意な相関がみられました。 情動優先対処は、SZ群ではより高いストレス反応およびより低いQOLと相関していましたが、HC群では対人的気晴らしがストレス軽減に関連している可能性があります。

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