[KMU BRAND]関西医科大学 関連施設

MENU

学部・大学院

研究情報を更新しました

池添教授の共著論文が国際学術誌「Journal of Biomechanics」に受理されました

Effects of shoulder position during static stretching on shear elastic modulus of biceps brachii muscle

上腕二頭筋の効果的なストレッチング肢位　～超音波診断装置せん断波エラストグラフィ機能を用いた検討～


Journal of Biomechanics

Iwane K, Yanase K, Ikezoe T, Ichihashi N


研究の概要​：
上腕二頭筋の短縮は関節可動域制限や生活動作能力低下を引き起こすため、上腕二頭筋に対するストレッチングは重要です。上腕二頭筋は長頭と短頭に分かれており、それぞれ走行が異なりますが、これまで上腕二頭筋の各頭が最も伸張されるストレッチング肢位については明らかではありませんでした。そこで、健常若年男性を対象とし、超音波せん断波エラストグラフィ機能を用いて、上腕二頭筋長頭と短頭の弾性率を様々な肢位で測定しました。その結果、上腕二頭筋長頭は肘関節伸展、前腕回内に加え、肩関節伸展＋外旋で、上腕二頭筋短頭は肘関節伸展、前腕回内に加え、肩関節水平外転＋内旋で最も伸張されることが明らかになりました。本研究によって、上腕二頭筋のストレッチングは肘関節や前腕肢位に加えて、肩関節肢位も考慮する必要があることが示されました。

ページの先頭へ