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学部・大学院

研究情報を更新しました

福元准教授と山縣助教の共著論文が国際学術誌「Arthritis Research & Therapy」に受理されました

A higher intramuscular fat in vastus medialis is associated with functional disabilities and symptoms in early stage of knee osteoarthritis: a case-control study
(内側広筋の筋内脂肪は早期変形性膝関節症の機能障害・症状と関連する:症例対照研究)


Arthritis Research & Therapy

Taniguchi M, Fukumoto Y, Yagi M, Hirono T, Yamagata M, Asayama A, Okada S, Nakai R, Kobayashi M, Ichihashi N


研究の概要:

変形性膝関節症(膝OA)の発症前段階とされる早期膝OA患者の筋変性およびその臨床的関連はこれまで不明でした。
本研究では、早期膝OA患者19名および健常高齢者31名を対象とし、MRIを用いて大腿四頭筋各筋の筋量と筋内脂肪量を計測し、機能障害や膝症状との関連を分析しました。
結果、早期膝OA患者では、健常高齢者と比較して、大腿四頭筋の4筋とも筋萎縮を認めませんでしたが、内側広筋においては筋内脂肪浸潤の増加を認めました。
さらに内側広筋の筋内脂肪浸潤の増加は機能障害・症状悪化と有意に関連しました。
これまで報告されてきた進行期・末期膝OA患者の筋変性所見が、早期OAの段階でも認めることが明らかとなり、筋内脂肪浸潤の早期検出・改善の必要性が示唆されました。
 

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