放射線科学
画像診断領域では最先端の医療装置であるMDCTや3T-MRIを用いた撮像方法や新しい画像処理技術を利用した画像診断の可能性についての研究を行っています。更に、最近注目されているAiの系統的な診断学としての確立にも力を注いでいます。核医学部門では、RI内用療法を主眼とした研究・開発を進めており、正確なターゲッティング技術の開発とより綿密な使用核種の選択により副作用のほとんどない治療法の開発を目指しています。具体的にはRI標識抗体やRI標識リピオドールを用いた内用療法についての検討を行なっています。血管造影IVR領域では経皮的椎体形成術の長期成績、中心静脈アクセス、透析シャント不全に対するインターベンション、CTガイド下肺生検、産科出血に対する動脈塞栓術等の臨床的有効性の検討を行いつつ、難治性疼痛を有する脊椎圧迫骨折に対する椎体形成術の除痛機序の実験的解明や ナノ、マイクロバブルのキャビテーション効果の医療利用についての基礎研究も行っています。放射線治療領域では強度変調放射線治療(IMRT)、定位放射線治療(SRT)、画像誘導放射線治療(IGRT)などの高精度放射線治療を積極的に活用し、頭頸部がん、消化器がん、小児がんを中心とした臨床研究を行っています。
現在の研究テーマ
研究業績