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研究情報を更新しました
市橋教授、八木講師の共著論文が国際学術誌「PLoS One」に受理されました
Examination of the action of the iliocapsularis: focusing on changes in shear elastic modulus owing to muscle elongation
(iliocapsularisの作用の検討:筋長に伴う剪断弾性の変化に注目して)
PLoS One
Itsuda H , Yagi M,Tateuchi H,Tokoro M, Ichihashi N
研究の概要:
Iliocapsularis (IC)は股関節安定化に寄与していると考えられており、生体内における役割を明らかにすることは重要です。ICの機能を調べるために筋電図を使用した先行研究がありますが、筋は作用以外の運動方向に収縮した際にも筋活動が生じるため、筋電図の計測のみで筋の作用を明らかにすることは困難です。そこで本研究は、超音波診断装置せん断波エラストグラフィを用いて、ICの作用を明らかにすることを目的としました。健常若年者23名のICを対象とし、安静状態を含む7つの股関節角度で弾性率測定を行いました。その結果、ICの弾性率は安静肢位と比較して伸展と外旋で有意に高値を示し、屈曲と比較して伸展で、内旋と比較して外旋で弾性率が有意に高値を示しました。この結果から、ICは股関節屈曲と内旋の作用を有することが示唆されました。
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