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産学知財統括室

知的財産の管理活用及び社会連携の推進

概要

本学では、平成14年以降、他の医科大学に先駆けて知的財産権の機関帰属化など知的財産活動への先進的な取り組みを行ってきました。さらに平成19年4月に産学連携知的財産統括室(現・産学知財統括室)、同9月には事務組織として産学連携知的財産統括課(現・研究部 研究課 産学知財統括係)を設置し、教員と事務部門とが一体となって活動できる体制が整いました。

この体制の下、産業界、他大学、官公庁、地域など広く社会と連携するのを助け、研究・教育・診療活動をさらに活性化すると共に、それらの成果を大学と社会に還元できるよう、知的資産(産業財産権、著作権、成果有体物)を管理し、その活用を推進しています。また外部資金・研究助成金獲得と資金管理をサポートする役割をも担っています。さらに世の中の変化に対応した大学改革を促すと共に学内啓発を進めています。

活動内容

産学知財統括室を設けて以後、本学職員等の発明に関する規程を根本的に改正し、新しく産学連携及び知的財産に関する規程、発明規程、技術移転規程、知的財産ポリシーを順次制定しました。また大学が社会貢献を有効に進めるには、他大学、企業等の外部機関との連携が必要であり、その際には教員が安心して活動できるようにリスクをマネジメントすることが不可欠です。そのための共同研究や受託研究などの契約書作成、利益相反のマネジメントなどの活動を進めています。

さらに、本学の持つ研究ポテンシャルを活用し、従来から本学と共同研究、受託研究等の実績をもつ企業を巻き込んだ新たな研究プロジェクトの企画、推進を図っています。

知的財産ポリシー

  1. 関西医科大学は、“慈仁心鏡”、すなわち慈しみ・めぐみ・愛を心の規範として生きる医人を育成することを建学の精神としている。その心は、優れた人間力、技術力、研究力を保有した“良医”を養成することであり、この精神を根幹において知的財産活動を推進する。
  2. 教職員が生み出した研究成果としての知的財産権、研究過程で蓄積された知識、経験、思考はすべて貴重な知的財産である。関西医科大学は自らの責任のもとにこれらの知的財産を保護、管理、活用することにより自由な研究活動を推進する。
  3. 関西医科大学は、知的財産基本法の精神に則り、研究成果を知的財産として権利化し、その成果の普及に積極的に努めることにより社会の一層の発展に寄与する。
  4. 大学経営を見据えた適切な知的財 産活動を行うことにより、その継続的な発展をはかる。

関西医科大学 産官学連携活動方針

 関西医科大学は、知的資産(産業財産権、著作権、成果有体物その他の研究成果)の創出及びそれらの活用を推進することで、産業界、他大学、官公庁、地域など広く社会と連携し、その成果を社会に還元するとともに、本学の学術研究、教育、診療活動のさらなる活性化及び発展の実現のために、産官学連携活動方針を定めます。

基本方針
本学の研究成果を広く社会に還元し、国内外の研究機関及び産業界との連携等を通じて、産官学連携を多角的かつ戦略的に進め、本学の学術研究、教育、診療活動のさらなる活性化・高度化を推進することを目的とします。

組織・体制
本学は産学知財統括室を設置し、産官学連携活動及び知的財産活動の積極的かつ柔軟で円滑な推進を図ります。

共同研究・受託研究
教育・研究活動の自主性を尊重しつつ、産業界等との共同研究、受託研究等を柔軟かつ積極的に推進し、地域および社会の発展に寄与すると共に、本学の教育・研究活動の発展と向上を図ります。

コンプライアンスと説明責任
産官学連携活動を推進するにあたり、コンプライアンス、国内外の法令等を遵守し、透明性に十分配慮し、社会への説明責任を果たします。

知的財産管理
本学における知的財産ポリシーを踏まえ、発明者の権利の保護を適切に行い、得られた知的財産について適切に管理し活用します。加えて、社会において有効に活用されるよう積極的な技術移転活動を行います。

リスクマネジメント体制
産官学連携活動を推進するにあたり、本学教職員を適切に保護し安心して教育・研究活動に取組むことができるよう、想定されるリスク(利益相反、安全保障輸出管理、情報漏洩、契約等)に対するマネジメント体制を整備するとともに、教育・啓発活動を推進します。

以上
(最終更新:2022.8.26)

連絡先

〒573-1010 大阪府枚方市新町二丁目5番1号
関西医科大学 研究部 研究課 産学知財統括係
Tel : 072-804-0101 Fax : 072-804-2686
E-mail : sangaku●hirakata.kmu.ac.jp
(送信の際は 「● 」を半角の「@」に変更してください。)

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