関西医科大学は、『慈しみ めぐみ 愛の心を心の鏡とする医人の育成』を建学の理念として掲げ、1928年(昭和3年)、枚方市牧野の地に「大阪女子高等医学専門学校」として産声を上げました。以来2度の校名変更、そして新制大学への移行、男女共学化など時代の声に応えながら歩むこと、90年。常に高等医学教育とハイレベルな診療の提供、そして最先端医学研究に邁進してきました。
近年の躍進めざましく
2006年には枚方市新町に「附属病院(旧・附属枚方病院)」を、2010年には「香里病院」を開設、2013年には大学の本部機能を附属病院隣接地へ移転するなど、着実に発展を続けてきました。教育面においても医学教育の質の向上を図り、「入試センター」や「国際交流センター」、「医学教育センター」など、さまざまなセンターを新設。建学の理念を具現化すべく、絶え間ない改革を重ねています。研究面においては、「21世紀型COEプログラム」の採択や各種研究「コンソーシアム」の締結、基礎系・臨床系の垣根を取り払った「トランスレーショナル・リサーチ」の推進など、未来の医療を生み出す“種”を蒔き続けています。本学で学び、巣立った卒業生は今や8,200名を超えました。確かな絆で結ばれた同窓会は全国規模のネットワークとなり、各地に根差して活躍しています。
医の志は世紀を越えて
医学というフィールドで、次代を担う人材を育み続けて90年。本学は2018年(平成30年)に、いよいよ90歳の誕生日を迎えました。その節目に我々は、『慈仁心鏡』を胸に、最先端医療に、“慈しみ めぐみ 愛の心”をもたらすべく、「看護学部」の開設、「総合医療センター(旧・附属滝井病院)」のグランドオープンなどさまざまな記念事業を実施しました。90周年から100周年、そして次の100年に向けて、私たちは歩み続けます。
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