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学部・大学院

慢性疾患看護学領域

慢性疾患とともに生きる人々が、その人らしく生きることを支える

領域概要

 私たちは、「看護実践に根ざした教育・研究」をモットーに、それぞれの臨床経験や研究業績に基づいて、成人期・老年期にある慢性疾患に関する教育・研究を行っています。

 慢性疾患とともに生きる人々が、その人らしく生きることを支える看護への思いはとても熱く、ゼミでは互いの看護観を刺激し合いながら、常に臨床実践に活用できる研究を目指して、活気に満ちたディスカッションを繰り広げています。

 慢性疾患看護に興味があり、研究に取り組みたい方、是非一緒に一歩先の看護の未来を切り開きましょう。

 

===領域からのお知らせ===

 

31回日本糖尿病教育・看護学会学術集会を、2026926日・27日に大阪国際会議場で開催いたします。テーマは「原点回帰 — Let’s do our best!」です。

糖尿病外来や認定看護師教育の経験を原点とし、30周年を迎える今、改めて基本を見つめ直すことを大切にしました。治療の進歩を取り入れつつも、人に寄り添い生活に迫る姿勢は変わりません。

プログラムでは、糖尿病看護の基本やライフステージ別の支援、最新技術の活用、当事者の語りやCDEJ交流などを通して、看護の原点と未来を考えます。市民公開講座では1型糖尿病を抱えながら日本一周を達成された本間太希氏を迎えます。

会場では「サムシンググリーン」を合言葉に結束を深め、皆さまと実りある時間を共有できることを楽しみにしています。

領域教員

(天野川堤防:枚方市)

瀬戸奈津子教授

 糖尿病、慢性⼼不全、慢性呼吸器疾患、炎症性腸疾患等のある成人・高齢者の慢性疾患看護をはじめ、看護継続教育として実践能力育成、外来看護に関する研究など幅広いテーマに取り組んでいます。

 博士前期課程では研究コースの他に、専門看護師育成のため高度実践看護師コースを設けています。臨床経験を積んだ後、慢性疾患看護専門看護師を目指す方、博士後期課程で臨床実践に還元でき得る学術研究に取り組みたい方、お待ちしています。

*詳細は、researchmapをご覧ください。

(三室戸寺:宇治市)

村内千代講師

 (糖尿病看護認定看護師 附属病院看護部兼務)

 前職は、関西医科大学総合医療センターで長年勤務していました。糖尿病の合併症が進行したことをきっかけに治療を再開される患者さんとの出会いから、治療継続の支援や腎症予防の支援に関心をもち、研究を続けています。

 教員も学生もそれぞれの経験があり、互いに尊重し合いながら意見交換できるゼミでは、色々な視点に気づくことができます。

*詳細は、researchmapをご覧ください。

(2023年 看護学部にて)

藤本悠講師

 大学の卒業研究として行った、ユニバーサルデザインを用いた院内環境の整備から一貫して、看護職の労働環境を改善していくにはどうすればよいのかということを念頭に置いて研究を行っています。現在は、インシデント発生に関連する看護師のコンディションの関連について研究する傍ら、沖縄県北大東島での保健師経験をもとに、離島へき地における保健師確保の現状と課題についても研究を進めています。

 看護の対象となる方を「病気の患者」で はなく、「ひとりの生活者」として看ることのできる看護職の育成を目指しています。

*詳細は、researchmapをご覧ください。

野田泰葉助教

 大学院ではアルツハイマー病の研究をしてきましたが、臨床で多くの神経変性疾患患者の看護を経験したことから、今後は様々な神経変性疾患や難病にも対象を広げ、幅広く慢性疾患看護の研究に携わりたいと考えています。

 臨床現場以外での勤務経験もありますので、キャリアプランについてもアドバイスできることがあるかもしれません。お気軽にお問合せください。

*詳細は、researchmapをご覧ください。

水野光助教

 これまで大学病院の外科病棟、炎症性腸疾患を専門とする外来で、炎症性腸疾患とリウマチ性疾患の患者への看護を中心に実践経験を積んできました。大学院では炎症性腸疾患看護にはどのような能力が求められるか研究し、今も継続的に取り組んでいます。

 教員として、これからは看護が病いを持つ人にとって何ができるか、引き続き突き詰めていきたいと思います。

*詳細は、researchmapをご覧ください。

研究員:北麻友子、小山由貴、豊早苗、大原千園、肥後直子、古川佳子、貝津里乃
研究補助員:谷本美紗



 ■研究室・ゼミの様子

領域メンバー集合写真

博士後期課程治療看護分野合同ゼミの様子

博士後期課程研究計画ゼミの様子

令和7年度 博士前期課程修了生(左3人目、右2人目)

令和7年度 看護研究Ⅱ発表会

令和7年度 学部卒業式

第6回日本フットケア・足病医学会年次学術集会にて発表(藤本)

St. Catherine university での研究発表(水野)

■教員の研究テーマ

 研究代表者:瀬戸奈津子

  • 糖尿病看護における実践能力育成プログラムの開発
    平成20~22年度文部科学省研究費補助金(基盤研究C)
  • 糖尿病看護における実践能力育成プログラムの普及と効果の検証
    平成23~27年度文部科学省研究費補助金(基盤研究B)
    糖尿病看護実践能力評価指標はこちら
  • 慢性心不全患者の症状や徴候のパターンを見つけるための外来看護支援ツールの開発
    平成25~27年度(挑戦的萌芽研究)
  • インシデント発生に関連する看護師のコンディション・アセスメントツールの開発
    平成28~30年度(挑戦的萌芽研究)
  • 炎症性腸疾患(IBD)患者に対する適切な医療の提供に向けた教育プログラム
    「インストラクショナルデザインを用いたIBD外来看護専門家育成プログラムの開発」
    2019年9月~2022年9月 ファイザー医学教育プロジェクト助成(Independent Medical Education Grants)
    学内プロジェクトメンバー:瀬戸奈津子,藤本悠,水野光,片島麻佑(研究員),古川佳子(博士後期課程)
  • 高齢慢性疾患患者を対象とした外来看護包括的アセスメントツールの開発
    令和2~6年度 文部科学省研究費補助金(基盤研究C)
  • バイオメカニクス的視点を取り入れた糖尿病足病変アルゴリズムの開発
    令和8〜11年度 文部科学省研究費補助金(基盤研究C)

 研究代表者:村内千代

  • 50歳未満成人2型糖尿病患者の治療中断リスク評価ツールの開発
    令和2~6年度 文部科学省研究費補助金(基盤研究C)
  • 就労世代の2型糖尿病患者の治療中断予防看護支援プログラムの開発
    令和8〜11年度 文部科学省研究費補助金(基盤研究C)

 研究代表者:藤本悠

  • 離島へき地における保健師確保に関する現状と課題
    平成31年~令和4年文部科学省研究費補助金(若手研究)
  • フットケア専門職の地域偏在と医療格差:診療実態との関連による生態学的分析
    令和8〜11年度 文部科学省研究費補助金(基盤研究C)

 研究代表者:野田泰葉

  • 運動療法による認知症発症予防のメカニズムの解明
    平成30~31年度 文部科学省研究費補助金(若手研究)
  • 運動療法による認知症発症予防のメカニズムの解明
    平成28~29年度 文部科学省研究費補助金(研究活動スタート支援)

 研究代表者:水野光

  • 炎症性腸疾患(IBD)活動性評価における看護実践能力評価指標の開発
    令和8〜11年度 文部科学省研究費補助金(若手研究)

■大学院生の研究テーマ

令和元年度修了生

  • 片島 麻佑(博士前期課程・高度実践看護師コース):「炎症性腸疾患患者のセルフケア能力に関する実態調査とセルフケア能力測定ツールの信頼性・妥当性の検証」

令和2年度修了生

  • 水野 光(博士前期課程・高度実践看護師コース):「炎症性腸疾患における活動性評価項目の検討~熟練看護師へのフォーカス・グループ・インタビューから~」
  • 北 麻友子(博士前期課程・高度実践看護師コース):「在宅療養を支える慢性心不全看護認定看護師の実践」
  • 西澤 摩生(博士前期課程・高度実践看護師コース):「腎臓病療養指導士を対象とした腎代替療法選択における意思決定支援の現状と課題」

令和3年度修了生

  • 松井 利江(博士後期課程):「卵巣がん治療を受けた女性のセクシュアリティの変容プロセス」

令和4年度修了生

  • 小山 由貴(博士前期課程・高度実践看護師コース):「熟練した外来看護師が患者・家族に声をかける実践からみた現状と工夫~地域密着型の急性期病院の一般診療部門に着目して」
  • 豊 早苗(博士前期課程・高度実践看護師コース):「外来通院中の高齢慢性疾患患者のフレイルの特徴と看護の課題」

令和6年度修了生

  • 貝津 里乃(博士前期課程・高度実践看護師コース):「⽣物学的製剤/Janus Kinase 阻害剤を使⽤している炎症性腸疾患患者の治療体験」
  • 水野 光(博士後期課程):「炎症性腸疾患活動評価における看護実践能⼒の構造」

令和7年度修了生

  • 酒井 世志子(博士前期課程・高度実践看護師コース):「高血圧患者の症候性心不全発症予防に向けた認定看護師の外来支援」
  • 肥後 直子(博士後期課程):「エンドオブライフ期にある糖尿病患者の看護援助指針の開発—W型問題解決モデルを用いた初期段階の指針—」


■大学院生からのメッセージ

【博士前期課程】

  私はリウマチケア看護師として、症状コントロールやセルフマネジメント支援に携わってきました。臨床では時間が限られ、十分な支援ができないもどかしさを感じていました。また高齢化に伴い、多疾患併存や治療・生活管理の困難さから病状が悪化し、意思決定が十分に行えないまま療養を続ける患者さんが増えている現状にも直面しました。こうした経験から、患者さんの価値観に基づいた適切な看護を提供するためには、より高度な専門性と論理的思考が必要だと感じました。恥ずかしながら専門看護師という役割を知ったのは入学の約1年前でしたが、その存在を知ったことで高度な知識と研究的視点を身につけたいという思いが強まり進学を決意しました。リウマチのみならず慢性疾患看護全般を学び、患者さんへの支援ができるよう大学院で学びを深めたいと考えています。(青江 明子)

私は、循環器内科病棟およびCCUでの看護実践を通して、慢性心疾患患者の生活を多角的に捉える重要性を実感しました。高齢化の進展に伴い、慢性疾患を併存し増悪を繰り返す患者が増える中で、その人らしい生活を支える看護の在り方について自問自答しながら実践を重ねてきました。特に、ACPや生活指導の重要性を認識しながらも、適切な介入時期の判断の難しさや、在院日数の短縮化により十分な関わりが持てないことに課題とジレンマを感じました。大学院ではこれらの課題を理論と実践の両面から探究し、慢性疾患とともに生きる患者の意思決定を支え、その人らしい生活の実現に貢献したいと考えています。(籔内 育栄)

 

【博士後期課程】

 私は炎症性腸疾患患者に関する研究に取り組んでいます。慢性看護学領域の先生方や大学院生とのディスカッションは自分の考えを違う視点から捉える機会であり、とても刺激になり、学びになっています。研究を行う過程は決して、楽しいことばかりではありません。研究を行う上での辛さや悩みを分かち合い、意見を言い合える、相談できる人がいることの有難さも感じています。臨床に貢献できるような研究に、最後まで丁寧に取り組んでいきたいと思っています。(古川 佳子)

 

■修了、卒業おめでとうございます。

令和6年度 博士前期課程修了生(左)、
大学院博士後期課程修了生(右)

令和6年度 看護研究法Ⅱ発表会

令和6年度 学部卒業式

令和5年度 看護学研究法Ⅱ発表会

令和5年度 学部卒業式

 令和4年度 博士前期課程修了生

 令和4年度 看護研究法Ⅱ発表会

 令和4年度 学部卒業式

 令和4年度 博士前期課程修了生(右)

 令和4年度 博士前期課程修了生(左)

令和2年度 博士前期課程修了生(中)

令和3年度 博士後期課程修了生(左)

第14回北河内糖尿病療養指導セミナーにて好評演題賞受賞

令和3年度 学部卒業生

令和2年度 修了式

 令和2年度 博士前期課程修了生(前列2名)

令和元年度 博士前期課程修了生(右)
■過去の学術集会の開催

2022年 第19回日本循環器看護学会学術集会(大会長:瀬戸 奈津子)を枚方市総合文化芸術センターおよび看護学部棟にて開催

連絡先

■看護学部
〒573-1004 枚方市新町2-2-2
関西医科大学 看護学部
TEL 072-804-0101(代表)


■看護学研究科
〒573-1004 大阪府枚方市新町2-2-2
関西医科大学 大学院 看護学研究科
TEL 072-804-0205、072-804-0207(事務室直通)
E-mail nursing@kmu.ac.jp (事務室代表)

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