産科学・婦人科学
生殖生理・内分泌学と婦人科腫瘍学が現在の大学院での研究領域です。生殖臓器や細胞の機能解析、生殖臓器腫瘍の検討を、免疫組織染色、細胞培養に分子生物学的手法を取りいれて研究しています。特に生殖機能の中心的組織である子宮について、流産や早産の防止を目的とした子宮筋の収縮機構研究を各種薬物や外的因子に影響などを中心に解析しており、妊娠成立の要である子宮内膜機能の研究は、性ホルモンによる局所細胞分化機構の分子・遺伝子解析をもととし、不妊症(着床不全)や不育症の診断や治療を展望しています。研究は動物実験(マウス、ラットなど)に加えて、手術摘出後の子宮組織、分娩時の胎盤や羊膜などを用いて行い、月経後の子宮内膜の修復に関わる組織幹細胞の研究や臍帯血・胎盤組織での幹細胞研究も始めています。
現在の研究テーマ
研究業績