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研究情報を更新しました

福島助教の論文が国際学術誌「BMJ Supportive and Palliative Care」に受理されました

Association between tongue pressure, respiratory muscle and limb strengths, and functional exercise capacity in patients with esophageal cancer
食道がん患者の舌圧,呼吸筋力,四肢筋力,運動耐容能の関連


BMJ Supportive and Palliative Care
Fukushima T, Yamasaki M, Yamamoto N, Arima Y, Harino T, Hori S, Hashimoto Y, Kotsuka M, Inoue K, Hase K, Nakano J.


研究の概要
食道がん手術前に四肢筋力や運動耐容能改善を目指した術前リハビリテーション(Prehabilitation)が術後アウトカム改善に有効であることが知られていますが、近年では嚥下機能も術後アウトカムに関連することが明らかとなっています。
そこで本研究では、食道がん患者に対してより効果的なPrehabilitation介入を探索する目的で、治療前の食道がん患者の舌圧(嚥下機能の指標)、呼吸筋力、四肢筋力、運動耐容能の関連を検討しました。
その結果、四肢筋力、呼吸筋力、運動耐容能は関連性が認められましたが、舌圧はこれらの項目との関連を認めませんでした。
つまり、嚥下機能は他の指標と独立した機能であり、術後アウトカム改善を目指したPrehabilitationには、嚥下機能改善を目指した介入の必要性が推察されました。

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