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  • 大学院医学研究科医科学専攻修士課程の概要公開

2020年11月26日

大学院医学研究科医科学専攻修士課程の概要公開

2021年(令和3年)4月に関西医科大学は大学院医学研究科に医科学専攻修士課程を設置します。

概要

専攻名称

医科学専攻

課程名称

修士課程

修業年限

2年間。但し、長期履修制度を利用するものは3年間とする。

研究分野

医学研究科修士課程では、次の3つの研究分野を開設し、これからの医療を支える次世代の人材を育成します。

●先端医科学分野

医学・生物学の領域において先端的でグローバルな研究を展開しうる人材の養成を目指す教育課程を編成する。

●ゲノム医科学分野

生命科学と情報科学(バイオインフォマティクス)に精通し、ゲノム情報に基づく個別化医療・予防医学研究を推進しうる人材およびゲノム医学に関して深く幅広い見識を持つ人材の養成を目指す教育課程を編成する。

●医用工学分野

生体計測・情報工学・ロボット工学等における先端的な知識と技術を、医療のニーズに結び付けて教育することで、医用工学研究を推進するとともに、医用工学を生活支援や生体再建に活用できる人材の養成を目指す教育課程を編成する。

  • 各研究分野の教員研究内容は以下からご確認ください。

カリキュラム

研究施設

【綜合研究施設】

本学附属生命医学研究所綜合研究施設は、附属生命医学研究所の共同利用研究部門として所属講座にかかわらず研究者が広く利用できる施設です。セルソーター、質量分析器、電子顕微鏡、DNAシークエンサー、各種の蛍光顕微鏡など、最新の機器が揃っており、オープンラボ形式の臨床系綜合研究施設も設置し、本学の研究活動を支える中心施設となっています。

【アイソトープ実験施設】

本学附属生命医学研究所アイソトープ実験施設は、放射性同位元素を用いて研究するための共同実験施設です。施設内には、液体シンチレーションカウンターやガンマカウンターなどの放射線測定器をはじめ、細胞や小動物に放射線照射をするためのガンマ線照射装置、最新のイメージング機器であるSPECT/CTやX線透視装置などが揃っており、基礎的な実験から小動物のイメージングまで幅広い実験が可能な環境です。

【実験動物飼育共同施設】

本学附属生命医学研究所実験動物飼育共同施設は、社会的・科学的に適正な動物実験を保障するための環境を整備し、実験動物を飼育しています。施設には、SPFおよびコンベンショナルな環境での各種動物の飼育室の他に、実験室、胚操作室、検疫室などを備え、研究者の動物実験をサポートしています。本学でも動物実験によって、再生医学・免疫学・神経科学・幹細胞生物学等の分野で数多くの画期的な成果が得られました。

入学試験について

教育の理念

関西医科大学大学院医学研究科医科学専攻の修士課程は、医学部医学科以外の出身者を対象に、医学に関連する生命科学の基礎並びに先端医療に関する専門教育を行うことにより、それぞれの出身領域の知識を医療の場へと有機的に結びつけることのできる、これからの医学研究・医療を支える人材を育成することを理念とする。

  1. 幅広い知識と技能の修得:医学部医学科以外の修了生を対象に、幅広い医学の基礎知識を基盤として、最先端の医学研究に触れることで、基礎的医学研究能力を養う。
  2. 高度専門職業人の育成:豊かな人間性と広い学識を併せもち、今後の多様な医学・医療関連分野で活躍できる高度専門職業人を育成する。
  3. 社会貢献:自らの学修成果をもって、次世代の医学・医療の発展に寄与するとともに、地域社会に貢献する人材を養成する。

ディプロマ・ポリシー

関西医科大学大学院医学研究科医科学専攻修士課程を修了し、先端医科学分野、ゲノム医科学分野、医用工学分野の各分野に定める、以下の教育目標を全て満たしたと認められる者に修士(医科学)の学位を授与する。

【先端医科学分野】

  1. 幅広い医学の基礎知識と、高い倫理観を身につけている。
  2. 高次生命現象を理解し医学研究・医療現場に活用するために必要な専門的知識と技能がある。
  3. 自らの専門領域において、研究活動を行うのに必要な科学的分析能力と問題解決力がある。

【ゲノム医科学分野】

  1. 幅広い医学の基礎知識と、高い倫理観を身につけている。
  2. ゲノム情報を医学研究・医療現場に活用するために必要な専門的知識と技能がある。
  3. 自らの専門領域において、研究活動を行うのに必要な科学的分析能力と問題解決力がある。

【医用工学分野】

  1. 幅広い医学の基礎知識と、高い倫理観を身につけている。
  2. 医療介護分野のニーズに応えるために必要な専門的知識と技能がある。
  3. 自らの専門領域において、研究活動を行うのに必要な科学的分析能力と問題解決力がある。

カリキュラム・ポリシー

医学研究科修士課程では、医学部医学科以外で様々な学問を修得してきた学生が入学してくることから、「学位授与に関する方針(ディプロマ・ポリシー)」に基づき、学生が修得しなければならない以下の教育課程を編成する。

1.共通科目

(大学院総合講義)
研究を進めるにあたって必要な知識を修得するとともに、著名な研究者の講演から、研究に対する姿勢を学ぶ。

(医科学概論)
医学に関連する生命科学分野及び臨床医学の基礎的知識を、バランスよく学修する。

(医学英語)
キャリアを形成するために必要な医学英語およびメディカルコミュニケーションに関する基礎的知識を、学修する。

2.専門科目

(講義科目)
入学時に自らが選択した先端医科学、ゲノム医科学、医用工学の3つの各分野に設定された科目を履修し、多様化する医療ニーズに応えるために必要な専門的知識、技能を修得する。

(特別研究科目)
自らの専門領域において、演習、研究・論文作成指導を受けることにより、基礎的な医科学研究を遂行するに足りる科学的分析能力と問題解決力を修得する。

アドミッション・ポリシー

本課程は、医学部医学科以外の出身者を対象に、医学に関連する生命科学の基礎並びに先端医療に関する専門教育を行うことにより、それぞれの出身領域の知識を医療の場へと有機的に結びつけることのできる、これからの医学研究・医療を支える人材を育成することを理念としている。本課程の理念を理解し、ディプロマ・ポリシーを達成するために、アドミッション・ポリシーとして次のような学生を求める。

【求める学生像】
1. 他分野の専門知識を多様な医学・医療関連分野で応用しようとする熱意のある人
2. 高度専門職業人として医学・医療関連分野で活躍する意欲のある人
3. 大学卒業程度の知識を有し、自らの学修成果をもって、人類の健康増進と福祉の向上に寄与するとともに、地域社会に貢献する意思のある人

求める学生像に沿った学生を選抜し、カリキュラム・ポリシーに定める課程を修了可能な能力を有しているかを評価するために、入学者選抜の基本方針を次のとおりとする。

【入学者選抜の基本方針】
1.面接試験により、医学に関連する生命科学に深い関心を持ち、強い熱意、真摯な姿勢を評価する。
2.外国語(英語)試験により、履修を進めるにあたり、情報収集や研究発表に必要な英語能力を評価する。
3.専門科目試験により、志望する研究分野における科目の履修に必要な生命科学や統計学等の大学卒業程度の基礎的知識と素養を評価する。

問い合わせ先

学務部学務課大学院係
tel:072-804-0101(内線2223)
mail:gradumed@hirakata.kmu.ac.jp

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