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林助教の共著論文が国際学術誌「Psychiatric Rehabilitation Journal」に採択されました
林助教の共著論文が国際学術誌「Psychiatric Rehabilitation Journal」に採択されました
Heterogeneity in factors associated with personal recovery: A finite mixture regression analysis in individuals diagnosed with schizophrenia.
Psychiatric Rehabilitation Journal
著者名:Hiroki Okada, Kazuki Yoshida, Ryota Hayashi, Seiichi Watanabe
統合失調症におけるパーソナルリカバリーには、複数の要因が関連することが報告されています。しかし、これらの要因とパーソナルリカバリーとの関連の強さや方向性は、先行研究間で必ずしも一致していません。
本研究では、対象者によって異なる関連構造が存在する可能性を想定しました。統合失調症または統合失調感情障害のある101名を対象に、有限混合回帰分析を用いて、パーソナルリカバリーと精神症状、抑うつ症状、認知機能、社会機能、メタ認知との関連を検討しました。
その結果、パーソナルリカバリーとの関連構造が異なる3つのクラスが同定されました。主要な2クラスのうち、一方では社会機能、抑うつ症状、陽性症状、メタ認知など複数の要因が関連していました。一方、もう一つのクラスでは、症状や機能の水準が類似していても、特定の単一要因が強く関連するのではなく、複数の要因が分散して関連する異なるパターンが示されました。また、陰性症状は両主要クラスにおいてパーソナルリカバリーと関連していました。
本研究の重要な点は、統合失調症におけるパーソナルリカバリーを、集団全体に共通する一つの関連構造だけで説明することには限界がある可能性を示したことです。すなわち、パーソナルリカバリーには複数の関連要因が存在し、その組み合わせや関連のあり方自体が対象者によって異なる可能性があります。
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