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研究情報を更新しました
野村教授の共著論文が国際学術誌「Diabetology」に採択されました
Baseline Eating Behaviors and Responsiveness to TelePhysio in Older Patients with Type 2 Diabetes: An Exploratory Secondary Analysis of the TelePhysioT2D Trial
(高齢2型糖尿病患者における介入開始時の食行動と理学療法士による遠隔支援への反応性 TelePhysioT2D試験の探索的サブ解析)
Diabetology
Hiroaki Kataoka, Takuo Nomura, Hiroyuki Oka, Yukio Ikeda
研究の概要:
(高齢2型糖尿病患者における介入開始時の食行動と理学療法士による遠隔支援への反応性 TelePhysioT2D試験の探索的サブ解析)
Diabetology
Hiroaki Kataoka, Takuo Nomura, Hiroyuki Oka, Yukio Ikeda
研究の概要:
関西医科大学リハビリテーション学部理学療法学科の野村卓生教授は、吉備国際大学の片岡弘明先生らと共同で、高齢2型糖尿病患者に対する理学療法士の電話による運動療法支援(TelePhysio)の研究を進めています。今回、メイン論文(J Diabetes Investig 2025;16(7):1284-1291)と糖尿病性多発神経障害に着目したサブ解析論文(Diabetol Int 2026;17(2):33)に続く第3報として、介入開始時の食行動と運動支援への反応性を検討した論文が掲載されました。
本研究は、国内7医療機関で実施した無作為化比較試験「TelePhysioT2D試験」の既存データを用いた探索的なサブ解析です。高齢2型糖尿病患者74名を対象とし、TelePhysio群39名と対照群35名を比較しました。両群とも6か月間の有酸素運動と筋力トレーニングを実施し、TelePhysio群には理学療法士が週1回、1回30分の電話支援を行いました。介入開始時に55項目の食行動質問票で評価し、その得点によって6か月後の膝伸展筋力に対する支援の効果が異なるかを調べました。
年齢、性別、BMI、糖尿病性多発神経障害および開始時の筋力を考慮した解析では、食行動得点と介入群の交互作用が認められ(p=0.0352)、得点が高いほど筋力への推定効果が小さくなる可能性が示されました。食行動得点が63点、82点、101点の場合、6か月後の膝伸展筋力の推定群間差(TelePhysio群−対照群)は、それぞれ約+0.36、+0.12、−0.12 Nm/kgでした。これらは統計モデルによる推定値であり、実測の平均変化量や治療選択の基準ではありません。
ただし、筋力の変化量を用いた別の解析では交互作用は有意ではなく(p=0.2913)、食行動の7つの下位領域についても有意な交互作用は認められませんでした。本研究は少人数の事後的な解析であり、結果の解釈には慎重さが必要です。食行動の評価を取り入れ、運動と食行動の両面から支援を検討するための手がかりとなる知見ですが、食行動の改善によって筋力が向上することを示したものではなく、今後、より大規模な前向き研究による検証が必要です。

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