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研究情報を更新しました
福島助教と中野教授の論文が国際学術誌「BMC Cancer」に受理されました。
Exercise during Chemotherapy or Chemoradiotherapy and Treatment Delivery and Tumor Response Outcomes: A Scoping Review
(化学療法または化学放射線療法中の治療実施および腫瘍反応に対する運動の影響:スコーピング・レビュー)
BMC Cancer
Fukushima T, Nakano J, Suzuki K, Osaki K, Tanaka T, Okayama T, Inoue J, Jack B. Fu, Morishita S.
研究の概要:
(化学療法または化学放射線療法中の治療実施および腫瘍反応に対する運動の影響:スコーピング・レビュー)
BMC Cancer
Fukushima T, Nakano J, Suzuki K, Osaki K, Tanaka T, Okayama T, Inoue J, Jack B. Fu, Morishita S.
研究の概要:
本スコーピングレビューは、がん治療中の運動療法が治療実施(相対用量強度、投与遅延・減量、治療完遂)および腫瘍反応に与える影響について、既存文献の全体像を整理することを目的とした。PubMed/MEDLINE、Cochrane Library、CINAHL Completeを用いて網羅的検索を行い、最終的に23研究(31の運動介入)が含まれた。対象は主に乳がんおよび大腸がんであり、術前補助療法から術後補助療法まで多様な治療段階が含まれていた。運動介入は、有酸素運動単独またはレジスタンストレーニングとの併用が中心であり、多くが監視下で実施され、中〜高強度、週3〜4回の頻度で処方されていた。評価されたアウトカムは主に治療実施および忍容性に関する指標であり、さらに腫瘍反応として病理学的完全奏効、腫瘍サイズ、RECISTに基づく反応、ダウンステージングなども報告されていた。一部の研究では、特に監視下かつ中〜高強度の運動において、治療関連アウトカムの改善との関連が示唆されたが、全体として結果は一貫せず、がん種やアウトカムにかかわらず有意差を認めない研究も多く含まれていた。以上より、運動療法は特定の条件下で治療実施や腫瘍反応に影響を及ぼす可能性があるものの、現時点では限定的かつ不均一なエビデンスにとどまる。今後は、治療忍容性・治療実施・腫瘍反応といったアウトカムの明確な区別を行うとともに、がん種や治療段階ごとの影響を検証する研究が求められる。
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