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研究情報を更新しました
池添教授の共著論文が国際学術誌「Archives of Rehabilitation Research and Clinical Translation」に受理されました
A pilot study to assess the ability of a four-week, home-based, electrical muscle stimulation program to improve lower extremity function and reduce sarcopenia in older patients with cancer.
（高齢がん患者に対する電気刺激装置を用いた在宅セルフリハビリテーションが下肢機能およびサルコペニアに及ぼす効果）
Archives of Rehabilitation Research and Clinical Translation
Kosaka H, Ikezoe T, Hase K, Kimura Y, Miyauchi T, Thanh Lai T, Khanh Van Nguyen, Inoue K, Takada M, Matsushima H, Kiguchi G, Yamamoto H, Matsui K, Taketani M, Shirai T, Kaibori M.
研究の概要：
高齢がん患者のQOL（Quality of Life；生活の質・人生の質）維持向上にあたって、サルコペニアの進行を予防することは非常に重要です。本研究では高齢がん患者50名を対象として、電気刺激装置を用いた在宅セルフリハビリテーションが下肢機能およびサルコペニアに及ぼす効果について検証しました。 下肢筋に対する電気刺激療法をホームエクササイズとして４週間実施し、下肢機能としてShort Physical Performance Battery（SPPB）を評価しました。その結果、 ベースライン時のSPPBスコアが9点より高い群では下肢機能の改善効果はみられなかったものの、SPPBスコア9点以下の群ではSPPB合計スコアおよびバランステスト、歩行速度において有意な改善がみられ、重度のサルコペニアを有する患者の割合は66.7％から36.4％に有意に減少しました。このことから、電気刺激装置を用いた在宅セルフリハビリテーションは、特に下肢機能が低下した高齢がん患者の下肢機能を改善し、サルコペニアの重度化を予防するのに有効であることが示唆されました。
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