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部門概要(統括部門)

統括部門

光免疫療法は光感受性色素を結合させた抗体を薬剤として使用します。光免疫療法が報告されてから10 年以上が経過しますが、現在までのところ光感受性色素としてはIR700 という化合物しか使用されておらず、基礎研究のレベルにおいてもIR700 より細胞殺傷効果の高い優れた光感受性色素は報告されていません。その原因はIR700 やIR700 誘導体の合成が難しく、その方法が確立していないことにあります。そこで、統括部門では、IR700(誘導体)の合成法を確立し、優れたIR700 誘導体の開発を行います。また、IR700 に新たな機能を付加することで、適用範囲を拡張したり、薬剤のユーザビリティを向上したりできないかも検討します。開発したIR700 誘導体は世界中の研究者に使用して頂けるように市販化を目指し、最終的には臨床に適用し光免疫療法の更なる発展に貢献していきます。

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