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卒業後の進路(医学部)

進路

2024年5月1日時点
  2023年度 2022年度
臨床研修医 112名 107名
進学者 0名 0名
その他 10名 7名
卒業生合計 122名 114名
就職率 91.8% 93.9%

臨床研修医研修先内訳


2024年5月1日時点
  2023年度 2022年度
112名 107名
本学附属病院 36名 37名
学外 国立大学病院 5名 4名
公立大学病院 5名 5名
私立大学病院 9名 11名
市中病院他 57名 50名

臨床研修

医師免許を取得したのち、附属病院または
協力型臨床研修病院・施設で研修を実施。
医師としての基礎能力を修得し、将来への足掛かりとします。

 卒業し、医師免許を取得した後は臨床研修(必修)に進みます。研修は2年間で、基幹型臨床研修病院である本学附属病院と総合医療センターを中心に行います。なお、令和2年度から臨床研修制度が見直され、新たな制度での研修がスタートしています。本学では、必修研修診療科と将来専門とする診療科等(自由選択)をローテーションします。その中で身につく幅広い基本的診療能力と豊かな人格は、将来どの診療科に進んだ場合にも大きな力となるはずです。さらに、本学では卒後臨床研修センターを設置し、研修に専念できるよう配慮しています。研修期間中の給与や保険等の処遇も充実しています。

研修医INTERVIEW

将来のキャリアを見据え、
専門的に取り組みたい診療科目で
専門研修に励んでいます。

 臨床研修期間の2年目、「精神神経科」で研修しています。本科で治療を受けていることが周囲に理解されないのでは、と不安を持たれる方もおられるのですが、そのような方々の思いを受け止め、寄り添える存在になりたいと、この診療科を選択しました。入院患者さんの治療に携わる病棟勤務をはじめ、他の診療科の入院患者さんに不眠の症状などが生じた場合も、私が対応させていただいています。
 これまでの研修の中で特に印象的だったのは、認知症の患者さんとの出来事。今日の日付も、いま居る場所も理解できない方で、私の名前も覚えてくださらなかったのですが、連日話しかけることで、ついに私の名前を覚えてくれたのです。あきらめず、根気よく、地道に取り組むことの大切さを実感できました。
 この分野の病気は、患者さんの心と体の状態だけではなく、育った環境や社会的背景、生活歴など、さまざまな面と向き合う必要がありますが、それが魅力でもあります。研修を通じて、より将来の目標が明確になりました。

研修医(2年目)

医師としての責任を
モチベーションに変え、
臨床経験を積み上げています。

 関西医科大学を卒業し、附属病院の研修医になり1年が経ちました。学生時代と大きく異なるのは、私が担う責任の重さ。看護師をはじめとする医療職の方々からは、キャリアに関わらず研修医も医師としての判断や指示を求められます。未経験のこと、わからないことはすぐに指導医の先生に助言をいただくことを心掛けながら、臨床での経験を積み重ねる日々。在学中からお世話になっていた先生や先輩方がともに働き、診療科に関わらず相談に乗っていただける環境に、母校の附属病院ならではのメリットを実感しています。
 これまでの研修期間中に最も印象的だったのは、私が受け持つ患者さんが急変したときのこと。経験不足で戸惑う私に、研修を終えたばかりの3年目の先生が丁寧にご指導くださいました。
 2年後には私も後輩に頼られる先輩になろう、と決意を新たにしたことを覚えています。臨床の現場だからこそ感じられる、患者さんが回復する喜びと医師としての責任をモチベーションに変え、これからも頑張ります。

研修医(1年目)

専門研修

 2018年度から導入された新専門医制度では、臨床研修を修了後に専門医資格取得を目指す場合、日本専門医機構に認証された専門研修プログラムに基づいて専攻医としての研修を受ける必要があります。本学は日本専門医機構が定めた19全ての基本領域専門研修プログラムを有していますので、専門医を目指しているすべての先生方の受け入れが可能です。さらにプログラムによっては専門医資格取得後、サブスペシャリティー(細分化した領域)の専門医資格を取得することもできます。専攻医として研修する期間は、臨床研修にも増して医師としての大事な成長期。その後の医師人生を左右する期間でもあり、各診療科の指導も熱が入ります。

専門研修支援システム

 関西医科大学は、専攻医の専門研修進捗状況を把握・評価して、問題があれば改善を勧告する専門研修支援システムを整備しています。また、すべての専攻医が順調に研修を受け、専門医資格を取得できるように、本学はサポートチームを設置。経験豊富な教授・診療教授が専攻医の良き相談相手として、研修を支えます。

大学院

自身のキャリアアップや、研究により医学の世界に新たな知識をもたらすため、多くの先輩達が大学院に進学しています。大学院では、高度な専門的知識はもちろんのこと、自ら研究を遂行してそれを学会や論文でグローバルに発表する能力を身につけられます。医師の臨床業務をはじめ、就業先の業務が忙しい人でも社会人学生として計画的に単位や学位取得が進めていけるよう各種制度も整えています。本学には、多分野の最先端機器が揃う共同実験施設や最新鋭の動物実験施設があり、レベルの高い医学研究も可能です。また研究計画から実施、成果発表に至るまで一連のサポートを行う臨床研究支援センターも設けています。

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