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2021年07月07日
起立性調節障害児の運動療法と機器とを開発するためクラウドファンディングを実施
小児科学講座石崎優子准教授らは、運動不足で悪化している重症の起立性調節障害児の運動能力の回復を目指した新しいトレーニング機器と運動療法開発のため、READYFOR株式会社が展開するサービス「READYFOR」を利用したクラウドファンディングを行いました。
石崎准教授らが目指すトレーニング機器・治療法開発は、「朝起きると体が動かない、めまいがする」などの症状がある起立性調節障害が重症化し、立って運動することが難しい子どもたちに、寝たままでも有効な治療を提供するためのものです。昨今のコロナ禍の影響を受けたロックダウンや外出自粛から運動不足になった結果、起立性調節障害の症状を呈する子どもが増えているとの報告もあります。
今回の挑戦では、従来は薬を飲んでもカウンセリングを受けても治らないと諦めていた子どもたちに身体活動の重要さを伝え、適切な運動療法を行い、早期の社会復帰と中長期的に健全な人格形成を支援することを目的としています。
また、7月7日(水)11時からは、クラウドファンディングの概要を発表するオンライン記者会見が実施されました。会見では友田幸一学長、小児科学講座金子一成教授の挨拶の後、石崎准教授が臨床試験の概要を説明し、寄付を募りました。
※ プロジェクト開始後、多くの方々からご支援を頂戴し、第一目標である500万円、第二目標である800万円を超え、最終目標である1,000万円に到達いたしました。心から感謝申し上げます。
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