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研究情報を更新しました

加藤教授の共著論文が学術誌「子どもの健康科学」に受理されました

幼児のあいさつの発達と生活能力との関連

子どもの健康科学
田中駿、大久保圭子、井上和久、清水里美、落合利佳、加藤寿宏、池田友美、牛山道雄、郷間英世


研究の概要:
本研究は教育、心理を専門とする研究者との共同研究です。
本研究の目的は、幼児のあいさつの発達と生活能力との関連を明らかにすることです。場面と言葉がおおよそ決まっている、「おはよう」「おやすみ」「いただきます」「ごちそうさま」「いってきます」「ただいま」「おじゃまします」の7 項目のあいさつ課題(例:「朝はどんなあいさつをしますか」について図を見せながら子どもに質問をする)作成し、3 歳から5 歳の107名の幼児に実施しました。その結果、「おはよう」「おやすみ」「いただきます」「ごちそうさま」「いってきます」は3 歳と4 、5 歳で有意な差が認められました。また、あいさつ課題と生活能力を評価する新版S-M社会生活能力検査(第2 版)との結果について、月齢の要因を除いた偏順位相関分析を実施したところ、あいさつ課題は意思交換との間に弱い相関が認められました。あいさつは年齢と共に理解が進み、コミュニケーションのための重要なスキルであることが示唆されました。

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