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学部・大学院

医療情報学(大学情報センター)

大学情報センターは大学、附属病院群などの情報システム群(教育・研究系、診療情報系、基幹業務系等)とそれらを結ぶネットワークを管轄している。それらを用いて、教育・研究・医療のニーズに対応した情報システムのあり方、システムの立案、設計、構築、運用、診療情報の標準化、データ処理、情報セキュリティなどについて幅広い研究を行っている。また、システムの構築や運用への参画を通じた実践的な課題探求や実環境での実証実験を通じた研究成果の社会還元にも取り組んでいる。

主な研究テーマ

主要な研究テーマは、診療情報の施設間連携に関する研究、構造化および非構造化診療データ処理に関する研究、診療情報基盤の合理化・可用性向上に関する研究である。また、それらを中心に、社会的要請を反映して関連する諸分野を統合した研究プロジェクトについても、基礎的検討から実証実験に至るまで幅広く実施しつつある。例えば、DICOM画像データおよび医用波形標準化記述規約(Medical waveform Format Encoding Rules; MFER)を用いた波形情報の施設間共有・相互参照を中心とした診療情報の施設間連携に関する研究では、画像は2006年、波形は2008年から実証実験を経て実用フェーズに至っている。これらの他、ビッグデータである蓄積された診療記録の有効活用に向けた研究も進展しつつある。電子カルテへの「PHYXAM(症状・所見標準マスター)」の適用に関する研究を端緒とし、構造化されたデータの処理に関する研究を行っている。また、セマンティックウェブ技術を応用した画像診断知識ベースを用いた診断支援および学習支援システムについての研究も行っている。さらに、それらの成果を導入した、情報セキュリティに関する研究も行っている。また、システム障害や災害に耐性を有する診療支援、さらには各種の学外臨床情報データベースとの接続のためのネットワーク(有線、無線)、電源やシステム仮想化等を含めたロバストな情報基盤の構築・運用のほか、それら基盤のもとでスマートデバイスを用いた情報資源の利活用に関する研究等も実施している。

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