センター長挨拶
センター長挨拶
医師が将来専門とする分野にかかわらず、基本的な診療能力を身につけることができるよう、平成16年度から臨床研修が必修化されました。その結果、国家試験に合格して医師になった当初2年間は、厚生労働省の指定した臨床研修病院で研修を積むことが義務づけられました。
「三つ子の魂百まで」というように、医師人生にとって、医師免許取得直後の2年間をどこで何を学び、どのように研修するのかは、重要な選択です。
関西医科大学の教育理念は、「自由・自律・自学の学風のもと、生涯にわたり学問的探究心を備え、幅広い教養と国際的視野をもち、地域社会に貢献する人間性豊かな良医を育成する」ことです。この教育理念を実践する教員に指導を受け、マナーとマインドを身につけて巣立っていった若い先生たちは、本学の各診療科を始めとして、全国で活躍しています。
開学90年以上の長い歴史と伝統を有し、多くの偉大な先輩医師を輩出してきた関西医科大学の附属の病院で、医師としての第一歩を踏み出されることを心から願っています。
これからの研修を通して、医療の現場でさまざまな困難に立ち向かいながらも、人々の命と健康を守るために努力を重ねていくことを期待しています。医師としての道は、決して容易ではありませんが、その先には多くの喜びとやりがいが待っています。患者さんとの信頼関係を築き、知識と情熱を結集し、最善の医療を提供していく医師になることを切に願っています。
本学プログラムへの応募をお待ちしています。
卒後臨床研修センター長 伊藤 量基