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学長・学部長・学科長メッセージ
学長メッセージ
命と向き合い、病と闘い、患者に安心と希望を与える医療人を育成
関西医科大学 学長
木梨 達雄
患者さんに安心と希望を与える優れた医療人を育成
関西医科大学は、1928年大阪女子高等医学専門学校設立に端を発し、今年で創立97年を迎えます。この間、附属病院・医学部学舎を枚方市に新設し、さらに看護学部・看護学研究科、リハビリテーション学部を設置。2025年度にはリハビリテーション学部に研究科が設置されましたので、3学部、3大学院研究科、4附属病院を有する医療系複合研究大学へと大きく発展を遂げました。
関西医科大学は、建学の精神「慈仁心鏡」、すなわち慈しみ・めぐみ・愛を心の規範として生きることを体現した医療人の育成を教育の基本とし、分野別認証を受けた教育カリキュラムによる「質の高い教育」とオンリーワンの「特色のある先端研究」を展開することによって世界に通じる探求心と、患者さんに寄り添う心を持った、優れた医療人を育成することを使命としています。
本学附属医療機関は地域の中核病院であり、先進的、低侵襲医療を提供しています。常にオンリーワンを目指して、光免疫医学研究所をはじめ、海外の大学との教育・研究提携を拡大し、教育・研究・診療を通じて社会に貢献する大学として躍進を続けています。
現在、日本では平均寿命と健康寿命との差を縮め、生涯にわたって自ら活動ができるQOLの維持が求められています。本学はこのような医療ニーズに応えるため理学療法学科および作業療法学科からなるリハビリテーション学部を2021年度に牧野キャンパスに設置し、2025年度から生涯健康科学研究科(修士課程)が開設。今年一期生の卒業生を送り出しました。卒業生に対して多くの求人があり附属医療機関、地域の連携病院に就職して活躍しています。
さまざまな機能障がいからの回復や生活復帰支援を行うリハビリテーション職は、今後ますます需要が増加し、ロボット技術やAIを活用した応用研究の実践が広がっていくでしょう。リハビリテーション学部はこのような分野で病める人に寄り添いながら、社会に貢献する強い志をもつ若者を歓迎いたします。
学部長メッセージ
学部と大学院を持つ医療系複合大学で次代を先導するリハビリテーション専門職に
リハビリテーション学部 学部長
飯田 寛和
医学・医療の発展と共に、人の健康と生活を支えるリハビリテーション医療においても、保健・医療・福祉を統合する多職種連携と広範な知識能力が求められています。本学リハビリテーション学部は、4年前に開設され今年一期生を輩出し、同時に大学院生涯健康科学研究科修士課程を新設いたしました。これを機に、教員学生が一体となって、高度先進医療、最先端の治療・研究体制が更に充実し、医学部、看護学部と共に医療系複合大学として発展しております。「人」を尊重する地域包括医療を学び、広い視野で次の時代を先導するリハビリテーション専門職をめざす、熱意に溢れた若い諸君をお待ちしています。
【学部長の成果】—最適な股関節機能再建—
- 長期安定性のある「セメント人工股関節置換術」の確立
- 主任教授17年間で3800件の股関節手術を実施
- 手術後の歩行解析(機能回復)まで研究
若い頃には “マイクロ(microsurgery) からリハビリまで”を自身の標語として目標に掲げ、整形外科医として約半世紀過ごしてきました。改めて総合的リハビリテーション医学を見つめ直し、多方面から集われた気鋭の教員の方々と共に、臨床の最前線を反映した教育環境を整え、広い視野と行動力のある専門職を育成したいと思います。若い方々との相互刺激に期待しております。
学科長メッセージ
理学療法学科
サイエンスとアートを兼ね備えた理学療法士として活躍を
理学療法学科 学科長
市橋 則明
理学療法士の活躍の場は拡大を続け、社会からのニーズは高まっています。理学療法学科では最先端の治療・研究を進める附属病院から地域密着型のデイケアセンターまで、多様な附属機関を擁する関西医科大学ならではの教育環境を生かし、次代の医療をリードできる理学療法士を養成します。2025年度には大学院生涯健康科学研究科が開設され、教育・研究環境がさらに整備されました。先端の研究を行っている教員と共に学ぶことで、サイエンスとアートを兼ね備えた理学療法士として活躍できる人材の育成を目指しています。共に学ぶ皆さんのご入学をお待ちしています。
【研究分野】運動器理学療法
運動器理学療法研究室サイト
運動器理学療法研究室では、動作解析・運動力学シミュレーション・画像解析・数理モデリングなど最新技術を活用し、筋によって生み出されるヒトの身体運動を、バイオメカニクスやモーターコントロールの視点から研究しています。 この研究を通じて、変形性関節症やサルコペニアなどの運動器障害に対する、最適なトレーニング方法の開発に取り組んでいます。
作業療法学科
確かな将来を見据えた医療人になるために
作業療法学科 学科長
種村 留美
いま(現在)、将来の夢や希望に目を輝かせていたり、迷っていたり、頭を悩ませていたり、とさまざまな思いが巡っているでしょうか。表題の「確かな将来」とは、皆さんのことでもあり、未来に担当する患者さんのことでもあります。 作業療法士は、「病い」からくる生活の障がいを克服するための治療と支援を提供する、人を支える意義のある仕事です。作業療法学科では、基礎および専門科目を講義、演習、臨床実習と段階を踏まえて学んでいきます。さらに仲間とのアクティブラーニングなどのグループ学習でより理解が深まっていきます。将来の担当患者さんのために、4年後には皆さんが自信をもって社会に進出していけるよう、我々教員はしっかりとサポートしていきます。仲間との出会いと助け合い、数多くの魅力的な学問や臨床との出会いなどが牧野キャンパスで皆さんを待っています。
【研究分野】ライフサイエンス
「作業療法」は、海外では、Ergo Therapy(フィンランド), Arbetstherapy(スウェーデン)などと呼び名は変わり、20世紀初頭に既にヨーロッパでは行われていました。我が国で正式に作業療法士法が制定されたのは1965年からで、まだ60年の歴史が浅い学問ですが、20世紀に入ってからの作業療法学の発展は著しく、アメリカに次いで世界で第2位の作業療法人口となり、日本の高齢社会を支える代表的な専門職の一職種となりました。障害を負った方々が社会で自分らしく生活していくことを扶ける作業療法士は、広く深くヒトへの理解が求められます。
関西医科大学では、教育、臨床、研究、国際貢献など、国家試験合格の先の将来を見据えた学問を提供していく所存です。